Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 玉川 2024.02.03

authentic

先日、テレビ番組で特集されていた
ロンドンの高級住宅街メイフェア。
そこにある「ヘンリー・プール」Henry Pooleという
老舗の仕立て屋は、首相を務めたウィストン・チャーチルが
若い頃から贔屓にしていたお店だそう。
  
 英国王室御用達サヴィル・ロウ最古のテーラー HENRY POOLE(ヘンリープール)|izumanix
<テーラーが立ち並ぶロンドンでも最古の歴史を誇る「ヘンリー・ プール」
引用:https://izumanix.com/20150303.shtml

 

チャーチルといえば、政治家の顔とは別に
こだわりを極めたファッショニスタとしても名高い。
彼は「一番いいものしか好まない」と公言し
子どもの頃から下着はシルク製のものしか
身に着けなかったというから凄い。。
 
そんな彼のトレードマークのひとつが帽子です。
最もフォーマルなスタイルのトップハットから
フェミニンな形のホンブルグまでを着こなしています。
 
トップハットといえば、
ロイズ店内で見かけた方もいるのではないでしょうか。
 
 
 
こちらは2007年 秋 に行われたデザインイベント
「Design Tide in Tokyo 2007」へ参加した際に
つくったアイテム。
「Cutting Edge」というテーマのもと、
デザインコンシャスなアンティーク家具を
一同に集めたEXHIBITION。
   
 <当時の青山店のエントランスの様子>
開催時はスタッフがこのハットを被って
お客様をエスコートいたしました。
 
 
 
中央のホールマークはイングランド国旗の
セント・ジョージズ・クロスを模した十字架を
コートオブアームズの枠の中に納めています。
什器備品として現在もロイズ店内で
コーディネートを格調高く演出しています。
 
アンティークのスタンドと合わせれば、
英国紳士の装いを彷彿とさせます。
 
良いものを常に身に着けることで
民衆の注目を集めファンにしてしまうチャーチルの
ジョン・ブルとしての巧まざる服装術。
 
何事にも不自由のないこの時代に
アンティークというフィルターを通して
感性の奥底を揺さぶる様な"ホンモノ"の価値を
見出していきたいと私たちも考えます。 
これからも皆様の日常にロイズの家具が
彩りを持たせられますように。
 
  
  
I am a man of simple tastes; I am easily satisfied with the best.
(わたしの好みはいかにも単純だ。
最高のものだけがわたしを満足させてくれるのだ。)
ーウィンストン・チャーチル(1874~1965)
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