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ロイズ・アンティークス 青山 2014.12.22
時を編む
昔、母が防災頭巾を作ってくれた事がありました。
出来上がりはもちろんのこと、自分の為に作ってくれた事が非常に嬉しかったのを覚えています、
誰かの為に何かを作るということは、それだけその人の為に時間を積み重ねたという証です。
使った時間の分だけ、その人を想っていたという事。
出来上がった時の達成感や喜び、もらった時の嬉しさは、その時間も相まってひとしおになるのですね。
まさに誰かの為に時を編んでいる方々へ、こんなスタイリングはいかがでしょうか。
編む家具、ロイドルームテーブルが入荷致しました。
アメリカ人のマーシャル・B・ロイドが開発した「ロイドルーム」
特殊加工を施したクラフトペーパーをスチールワイヤーに巻きつけた素材は、
ラタン家具のようなしなやかさを持ちながら、丈夫で耐久性のある素材。
軋みやささくれなど、編む家具ならではの変形が少ないのが特徴です。
機械で編むにしても、この素材を考えたマーシャル・B・ロイドの積み重ねた時間は
使う誰かを想って紡がれたはず。
品質の証である刻印プレートに彼の想いを感じます。
天板には特別にあつらえられたガラス天板。
状態が非常にいいのはこの為でしょうか。
優しいパープルの色味に映える、ブルーのキッチンチェア
剥げなどは無く、しっかりブルーの色が塗られています。
シャビーではない感じが、甘くなく非常に丁度いい雰囲気です。
さて、とびきりポップな色に、更に色を足してみます。
可愛らしい、色、色、色。
こちらはフロアランプのシェードの色味です。
首は自在になって、お好きな方向へ向ける事が出来ます。
少しくすんだゴールドの色味が全体を大人らしくまとめています。
三本のシェードを根本の麻紐がぐるりと巻いているデザインです。
足元にはこんな華奢なマガジンラックで、遊び心をいっぱいに。
全ての品々に、作り手の想いが紡がれた家具たち。
そんな時を感じに、皆様もロイズ・アンティークス青山にお越し下さいませ。
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