Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 青山 2019.08.28

修道士に愛された家具

どんな場所で使われてきたのか、 どのように使われてきたのか、 家具それぞれのストーリーを知ることも アンティーク家具の楽しみ方の一つ。 本日はモンクスベンチという 修道院や教会で使われていた家具をご紹介いたします。 当時は厳しい戒律のため、 修道院に持ち込むものが制限されていた時代。 もちろん家具もその対象でした。 ベンチでありながら、テーブルや収納の機能を備えたモンクスベンチは 修道士たちに非常に好まれたそうです。 17世紀中ごろから造られるようになり、 後には修道士だけではなく、 争いや戦争により移動の多かった豪族などにも重宝がられ、 一般にも広がり始めます。 一般向けのモンクスベンチには装飾が施されるようになり、 細やかな職人技が光るアイテムも登場しました。 aoyama_20190827_1 現在青山でご覧頂けるモンクスベンチは、 ベンチと収納を兼ねた2way仕様。 装飾性の少なさから見ても、一般向けではなく、 修道院などで実際に使われていたものでしょう。 非常にたくさんの人が訪れる場所でもありますので、 家具の構造もとてもしっかりとしております。 無垢材が多く使用されており、 オークの経年変化を楽しむことのできるアイテムです。 aoyama_20190827_2 aoyama_20190827_3

《ロイズ・アンティークス 青山》
東京都渋谷区神宮前3-1-30
Tel 03-5413-3666
Mail aoyama@lloyds-antiques.com

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