どんな場所で使われてきたのか、
どのように使われてきたのか、
家具それぞれのストーリーを知ることも
アンティーク家具の楽しみ方の一つ。
本日はモンクスベンチという
修道院や教会で使われていた家具をご紹介いたします。
当時は厳しい戒律のため、
修道院に持ち込むものが制限されていた時代。
もちろん家具もその対象でした。
ベンチでありながら、テーブルや収納の機能を備えたモンクスベンチは
修道士たちに非常に好まれたそうです。
17世紀中ごろから造られるようになり、
後には修道士だけではなく、
争いや戦争により移動の多かった豪族などにも重宝がられ、
一般にも広がり始めます。
一般向けのモンクスベンチには装飾が施されるようになり、
細やかな職人技が光るアイテムも登場しました。
現在青山でご覧頂けるモンクスベンチは、
ベンチと収納を兼ねた2way仕様。
装飾性の少なさから見ても、一般向けではなく、
修道院などで実際に使われていたものでしょう。
非常にたくさんの人が訪れる場所でもありますので、
家具の構造もとてもしっかりとしております。
無垢材が多く使用されており、
オークの経年変化を楽しむことのできるアイテムです。
《ロイズ・アンティークス 青山》
東京都渋谷区神宮前3-1-30
Tel 03-5413-3666
Mail aoyama@lloyds-antiques.com
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