Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 青山 2016.03.09

フォーカスして見てみよう

普段、沢山の家具に触れていると、各々様々な素材感があることに改めて気づき、 じーっと焦点を近づけて見る事があります。 すると、引きで見ていた印象とは異なる細かな部分に新たな魅力を感じる事が出来るのです。 今日は、画面の向こう側の皆様にもそんな発見を味わって頂きたいと思います。 2016-03-08 18.47.19 とても爽やかな、春の訪れを感じさせる家具たち。 光沢の無いパイン材の家具や、麻生地のファブリック。 ポイントで配置された様々なブルーの色味に統一された空間です。 2016-03-08 18.47.37 小さい動物や子供。 そういった低い目線から物事を見ると、大人になった私たちからは想像しなかったような印象を受けます。 2016-03-08 18.48.00 例えば、こちらのアームチェアとその前に置かれたオブジェ。 このリスを象ったオブジェをよーく見てみると、青い色味の中にいくつか他の色が見えてきます。 2016-03-08 18.48.40 赤や白の可愛らしい小花がリスの表面を彩っているのが分かりますね。 とても愛らしいモチーフなので、軽そうに見えますがこちらのリスはかなりの重量です。 お漬物を付ける石の様。持ち上げられたら幸福になる、なんていう逸話はありません。 さて、リスの目線から奥のアームチェアに目を向けてみます。 2016-03-08 18.48.00 クラシカルなシルエットに対し、素材感は麻布を使っているので非常に爽やかな心地。 ざくざくとした、荒目の素材感が近寄ると良く分かります。 2016-03-08 18.49.18 もっと細かな部分に目を向けると、細部にあしらわれた刺繍がポイントとなっていますね。 2016-03-08 18.49.27 2016-03-08 18.49.33 さりげないけれど、きちんと細かい部分に気を配ったチェアです。 アームの部分にも。 2016-03-08 18.49.41 2016-03-08 18.49.48 顔をうんと近づけてみないとなかなか分からなかった発見です。 2016-03-08 18.50.13 イギリスの古い家具は、多くが艶のある光沢感が美しく、ロイズの商品たちもそういった魅力を持つものが多いです。 しかし、たまには少しマットで使い込んだ気だるい雰囲気のスツールはいかがでしょ。 2016-03-08 18.50.25 ブナ材を使った日用使いのスツールは、使い込まれた味わいをふんだんにため込んでいる様子。 2016-03-08 18.50.35 座面の中央にくり抜かれた、手を入れる為の穴も利便性を物語っていますね。 さて、顔をうーんと近づけて見てみると・・・ 2016-03-08 18.50.50 細かな傷や、木目の味わいがよく見えてきます。 なるほど、木目や傷のみぞに使い込まれた経年の味が染みついているのが目で見てとれますね。 マットな質感は手に馴染みがよく、愛着がわく意味がよく分かった気がします。 2016-03-08 18.51.07 そして、飛び切り可愛らしい爽やかな存在感をまとった家具。 ライトなパイン材と象徴的なタイルが見る者の心を躍らせる、そんな魅力を持つ家具です。 2016-03-08 18.51.49 笠木に綺麗に配置されたタイルは、なんとも言えないブルーのニュアンスが美しいタイル。 お花のモチーフは可愛らしくもあり大人っぽくもあり。 2016-03-08 18.51.30 こんなに顔を近づけて見てみると、タイルの表面に細かなひびがありますね。 表面が艶のあるアンティークタイルに良く見られるこのひび。 もちろん製品としての問題はありません。 ひびの有無によって濃淡が変わって、タイル1枚1枚にそれぞれの個性があります。 そして、この取っ手にも焦点を当ててみましょう。 2016-03-08 18.52.25 凹凸の陰影がとても印象的な真鍮の金具は、家具の可愛らしさを更に惹き立ててくれているよう。 アンティークの家具には、こういった金具のデザインを楽しむ喜びもある様に思います。 普段しっかりと見つめていなかった部分に、顔をじっと近づけてみると違った発見があります。 装飾や金具、木目や素材感。そういった分かり切った魅力的な部分も、しっかりと焦点を当てて見てみてはいかがでしょうか。 店頭へお越しの際は、家具の色々な所へぐっと顔を近づけて様々な視点から魅力をご堪能頂ければと思います。 皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。 《ロイズ・アンティークス青山》 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-1-30 03-5413-3666 営業時間 11:00~19:00

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