20世紀初頭に各分野で世界的に巻き起こった芸術運動、モダニズム。
その中でも建築は、ゴシックやバロック様式の装飾を一蹴し、鉄やガラス、コンクリートなど、
工業製品を使って合理的精神のもと新しい建築をつくろうという考え方でした。
当時の建築家は、建築の分野のみに留まることなく、名作と呼ばれる家具を数多く生み出しています。
それらに感化されるかのように、合理的で機能的な家具の流通が増えるようになりました。
今回、ご紹介する家具も同様に、モダニズムデザインを色濃く残すアイテムたちです。
ロイズでの取り扱いは初めてとなる、 ブラジリアンコーヒーテーブル 。
南米に生息するフレイジョという木材で造られています。
フレイジョは、均一的で光沢のある杢目が特徴で、「チーク材に似ている」とされています。
直線的で無駄のないアウトライン。
魅了されてしまうほどに洗練されたデザインで、
シンプルなシルエットだからこそ、杢目の美しさを堪能できる一台です。
天板のガラスは嵌め込まれたまま固定されているため、移動時も安心してお使いいただけます。
天板下にもちょっとした収納ができ、機能的に優れたアイテムです。
このような魅力の詰まったテーブルに合わせるのは、
同じくモダニズムデザインを感じさせる イタリアンラウンジチェア 。
流線的でファッショナブルなデザインが一際存在感を放ち、店頭でも見入ってしまうほど。
人間工学に基づいてデザインされたと錯覚してしまうくらい、
座面・背もたれ・アームの角度が体にフィットする、座り心地の良いアイテムです。
敢えて、「見せる」金属パーツも魅力の一つ。
抜け感のあるフレームと脚元のスタイリッシュなデザインが重なり合い、
絶妙な美しいバランスを生み出します。
いかがでしょう。
着眼点を変えると、いつもとは異なる見え方、感じ方が出来るのではないのでしょうか。
ぜひ、『モダニズム』に焦点を当てて家具を味わってみてください。
新しい発見を楽しんでいただけますと幸いです。
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《ロイズ・アンティークス 青山》
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