Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 青山 2024.02.17

ネオ・モダン

北欧の家具デザイナー、ヨハネス・アンダーセン。
彼の作品は流れるような曲線を描くデザインが特徴であり、
独創的な造形が、現代においても高い評価を受けております。 
 
今回は、彼の代表的なプロダクトである、「Capriチェア」を中心に、
ネオ・モダンとも表現される、
1950~60年代の家具でコーディネート致しました。 
 
 
近未来的な印象を受け、
ジオメトリックな曲線に目を引かれるこちらのチェアは、
当時Trensum社によって作製された逸品。
 
 
彼のデザインらしい、美しい弧を描くアウトラインは、
計算されたバランスの下に成り立ち、
どのような角度から見ても、その独創的なスタイルに惹かれる事でしょう。
 
 
シンプルな金属製の脚部に支えられたシートは、
まるで浮遊しているかのようです。
 
  
 
チェアという枠を超えた、
独特なファオルムと淡いグリーンのファブリックからは、
どこかレトロな雰囲気を感じる事が出来るでしょう。
 
 
 
そんなチェアの傍らには、
イタリアヴィンテージのアークランプを。
 
メタルによるアーチが美しく、
ホワイトにペイントされたシェードから
ヴィンテージらしさを感じますね。
 
  
小ぶりで軽快な印象を持ちつつも、
経年変化を経た金属の質感は趣深く、
年代物であることを十分に表現しております。
 
 
その他にも、ラミネートトップのデスクや、
イタリアのシェルフ、そしてクロムのランプ等を合わせれば、
まさに、「ネオ・モダン」なコーディネートの完成です。
 
 
 
ヴィンテージの良さは現代の流行に流されず、
その独特な世界観を楽しめる点にあります。
 
様々なデザインが生み出された当時に思いを馳せる事で、
よりその魅力は大きなものになるでしょう。
 
 
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