Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 青山 2018.07.12

Breakfast Nook

この度の西日本での大雨災害により亡くなられた方々へご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に対しましてお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・復興がなされますことを心よりお祈り申し上げます。 蒸し暑い日々が続き、いよいよ夏本番といった気候の東京。 本日青山からご紹介するのは、こだわりぬかれたテーブルお椅子です。 イギリスに限らず、海外ではBreakfast nookと呼ばれる、ダイニングとは別のカジュアルな食事のスペースを設けているお宅も多いそう。こちらは、そんな空間の為に作られたブレックファストテーブルと曲線が美しいダイニングチェア。 aoyama-20180710-3 もともとスコットランドの建築様式から生まれたnook(ヌック)という言葉は、居心地がよくこぢんまりとした場所を表し、特別に作られる小さな部屋の事を指しています。語源とされているスコットランド語のneuk(ヌーク)はスコットランド特有の石造り建築様式を表したイングル・ヌークに由来します。暖炉の火を意味するイングル、イングル・ヌークとは暖炉のそばにある腰かけを表した言葉です。 この暖炉のそばにある腰かけから想像される心地のいいイメージがもとになり、ヌックという言葉が生まれました。 ダイニングほど大げさなものではなく、家族の団らんやお友達とのおしゃべりにも丁度いい落ち着けるスペース。そんな場所がヌックです。 ブレックファストテーブルはその名の通り朝食用のテーブル。ダイニングテーブルよりも低めの高さと垂直に持ち上がる天板が特徴です。当時は、使わないときは天板を垂直に立てて壁際に置き、お部屋のアクセントとして使用されていました。 TE1106 TE1106-1 脚元にはキャスターが付いているので移動の簡単。窓のそばにセッティングすればいつもより少しだけ素敵で特別な朝食の時間になりそうですね。 aoyama-20180710-2 合せたこちらのダイニングチェアは1820年代(推定)のアンティーク。200年近く前につくられたお椅子です。 無垢から削り出された素晴らしい曲線が目を惹くアイテム。背の部分の装飾も彫り込まれた、とても贅沢なダイニングチェアです。 aoyama-20180710-9 aoyama-20180710-8 aoyama-20180710-6 アンティークのダイニングチェアの多くが座面を取り外せる構造となっており、長く使って頂ける理由のひとつ。こちらも例外ではなく、曲線を描いた座面を取り外すことができます。生地を張り替えればまた違った魅力を感じることができそうですね。 aoyama-20180710-10 aoyama-20180710-7 階段の下や廊下の隅、キッチンやダイニングのそばなど、小さなデスクとチェアを置いて趣味のスペースにするのもいいですね。あわただしい毎日に、一息つける場所がヌックです。どんな形でも取り入れてみてはいかがでしょうか。 ご紹介したアイテムは青山のお店でご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。 スタッフ一同皆さまのご来店をお待ちしております。 《ロイズ・アンティークス青山》 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-1-30 03-5413-3666 営業時間 11:00~19:00

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