Vico Magistretti Carimate 892 Chair
VICO MAGISTRETTI CARIMATE 892チェア
名作と称されるこのCARIMATE(カリマテ)チェアと対峙するたびに新鮮な驚きを覚えますが、これは珍しいほどに素晴らしい状態のラッシュシートが維持されている一品です。前のオーナーが座面にクッションを敷いて大切に使っていたからこそ、この美しさが保たれていたそうです。1959年、ヴィコ・マジストレッティがコモ湖畔の由緒あるゴルフクラブハウスのために設計した一脚。上流階級が週末を過ごす社交の場に、なぜイタリアの農村で親しまれてきた素朴なラッシュシートを持ち込んだのか。そこには、格式張った空間にふっと息を抜くようなリラックス感をもたらそうとした、巨匠の粋な計らいと当時の豊かな生活の余裕を感じずにはいられません。艶やかなブラック塗装のフレームがもたらすモダンな緊張感と、自然素材の温もり。この一見相反する要素が、見事なまでに調和しています。現代の日本のダイニングに迎え入れた時も、ただ腰掛けるための道具を超えて、60年代イタリアの優雅な休日の情景を空間に運んでくれるかのようです。直線と曲線が織りなす計算されたシルエットと、この椅子が纏う特有のゆとりある佇まいを、日々の暮らしの中で存分に味わっていただきたいアイテムです。
QS007070 \250,000(税込 \275,000)
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Italian Chest
イタリアンチェスト
研ぎ澄まされた美意識と当時の人々の住空間に対する並々ならぬ情熱が詰め込まれているように感じます。一見すると装飾を削ぎ落としたミニマルな家具ですが、視線を下に落とすと、シャープなベースの先に真鍮のパーツが鈍い光を放ち、重厚な本体を床からふわりと浮かせています。これは単なるデザインの遊びではなく、当時のイタリアの都市部のアパートメントにおいて、美しい大理石やタイルの床を隠さずに見せ、限られた空間に「抜け」を作るための知恵だったのでしょう。引き出しの取っ手も全体のフラットな造形を妨げないよう美しく彫り込まれており、水平に伸びるラインには思わず目を奪われます。実用的な収納家具でありながら、まるで空間を構成する建築の一部のような静かな緊張感。当時の豊かな生活様式がそのまま形になったような、この圧倒的な佇まいと機能美を、ぜひご自宅の新たな風景として取り入れてみてください。
QS007073 \380,000(税込 \418,000)
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