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ロイズ・アンティークス 青山 2019.05.29
1960s ブックシェルフ
夏の様な暑さが続いた週末でしたが、昨日からは少し気温も和らぎましたね。
本日は青山にて開催中の「青山モダン」より、ローズウッドのブックシェルフをご紹介いたします。
こちらのふたつのブックシェルフはどちらも1960年代(推定)のデンマーク家具。
現代ではなかなかつくる事のできない、ローズウッドのアイテムです。
幅は13cm程差がありますが、どちらもスリムで背が高いオープンタイプの本棚。
幅が広いもの(写真左)をA、よりスリムなもの(写真右)をBとして、
本日はこの良く似た二つのアイテムを見比べてまいりましょう。
まず初めに目に入る違いは下段の収納の違いです。
どちらも引き戸ですが、Aには抽斗もついていますね。
内部は淡いグリーンが差し色となり、
軽やかさがプラスされています。
Bの引き戸は中央から左右に向かって開きます。
細い木材を繋ぎ合わせた蛇腹になっているのですが、
木目を合わせた見事な仕上がりなので、
一見一枚板の様ですよね。
この細かい工夫によりスタイリッシュな見た目を維持しながら、
使い易いデザインとなっております。
上段の棚板部分にもつくりの違いがございます。
Aの棚板は4段中2段が固定、
残りの2段はそれぞれ3段階で高さの調整ができる可動式です。
固定のものと可動式のものとが交互に設置されております。
Bの棚板は3段全てが可動式となっており、
Aに比べるとより自由に高さを変えることが可能です。
また、可動式棚板の設置方法にも違いがございます。
Aの棚板は金属のバーを上段内側の側面に取り付け、
棚板の側面の溝に差し込むことで固定するタイプ。
受けとなる金具が棚板で隠れるので、
よりスッキリとした印象になります。
また、金具が抜けることはほとんどないので
しっかりと固定する事ができる構造です。
対してBの設置の仕方は側面に均等に配置された受け穴に
金属の棚受けを差し込み、その上に板を乗せます。
高さ調節の自由度に加え、簡単に変えることができるので
ディスプレイをより楽しむことができますね。
Aは上段と下段に分かれるタイプ、Bは一続きになっております。
こういった違いも家具を運び入れる際などに重要になってきますよね。
どれも一点もののヴィンテージアイテム、それぞれに素晴らしい魅力が詰まっております。
お気に入りの一点をみつけていただければ幸いです。
気になるものがあればお気軽にスタッフにお尋ねくださいませ。
皆様のご来店をお待ちしております。
《ロイズ・アンティークス青山》
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