Lloyd’s Antiques

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センスバイ ロイズ・アンティークス 新宿伊勢丹 2019.04.18

TreasureⅡ

前回のブログでは、エドウォーディアン時代のアイテムをご紹介いたしました。 今回は、店頭のヴィクトリアン時代のアイテムのご紹介です。 shinjuku_20190418-1 1837年に、ヴィクトリア女王が即位し、イギリスは大英帝国として最も栄えた時代を迎えました。 蒸気機関の発明で機械による大量生産が可能になり、産業革命が起きると家具は多種多様な素材が使われるようになりました。 ヴィクトリア女王の時代は、ゴシックや過去のスタイル、デザインのリバイバルが多く、これといってはっきりとしたスタイルやデザインがなく、家具の樹種も様々でした。 そんな時代の真っ只中、1880年代(推定)のキャビネットをご紹介いたします。 shinjuku_20190418-2 全体的に細く、女性的なデザイン。 shinjuku_20190418-3 shinjuku_20190418-4 彫刻は、細部にまで拘り、細かなデザインに目を奪われます。 shinjuku_20190418-6 shinjuku_20190418-5 インレイの技法を用い、職人技を感じることができます。 ウォルナット特有の木目もしっかりと活かされており、バランスのとれたキャビネットです。 shinjuku_20190418-7 収納力はさほどありませんが、存在そのものがお部屋の主役になることができる存在感。 細部にまで拘ったデザインの集合が、全体像を見た時にそれぞれを活かし合う姿はまさに芸術品。 お部屋に置くと、きっと宝物になることでしょう。 今回は、歴史あるアイテムのご紹介でしたが、モダンアイテムやイタリアを中心としたコンテンポラリーアイテムも多数展開いたしております。 こちらもぜひ御覧ください。
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