Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 日本橋三越 2017.10.11

Art Déco

Art Déco(アール・デコ)、ヨーロッパおよびアメリカ合衆国(ニューヨーク)を中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向。アールヌーボーという言葉とともに、耳にしたことがある方も多いと思います。 19世紀初頭の産業革命により、安価で粗悪な大量生産品が出回り、その反動により芸術品や実用品に従来の様式にとらわれない装飾性をほどこしたり、鉄やガラスなど当時の新素材を利用して「新しい芸術」を生み出そうとしたのがアール・ヌーボー。 アール・デコの時代は、大衆が大量生産の商品を求め始めた時代で、芸術やデザインは一部の特権階級のものから、大衆のものへと移行し、戦前の価値感は大きく変化し、機能的でシンプルなデザインが求められた時代です。 特徴として、アールヌーボーは曲線的なデザインで、エレガントで装飾的、アールデコは直線的なデザインで、幾何学模様をモチーフにしているという特徴があります。 建築や家具に反映されているものも多く、見つけると嬉しくなるものです。 今回アールデコの時代に作られた、キャビネットが入荷いたしましたのでご紹介いたします! nihonbashi7-1 nihonbashi7-2 アールデコの人工的、無機的な曲線がこちらの家具にいかされています。 ガラスに彫刻が施されており、珍しく、印象的な作りとなっています。 nihonbashi7-6 nihonbashi7-4 脚はB&Cのデザインで、サイドもガラスになっているので、キャビネット中に光が入りやすく、飾ったものが美しくみえます。 コレクションしているものを飾ると、飾ったものをより引き立ててくれるキャビネットです。 nihonbashi7-3 nihonbashi7-5 家具選びの際に作られた時代の芸術様式も踏まえ考えると、より一層選ぶ楽しみが増えますよね。 ぜひ、店頭で一度ご覧くださいませ。 ロイズ・アンティクス日本橋三越では皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

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