アンティーク家具そのものをアートと捉えることも素敵です。
ましてや、その家具たちに囲まれて絵画や作家の作品があると、
自宅が美術館のような寛ぎを
感じることができます。
今回は、そのようなアートに囲まれた
ご自宅の一部をご紹介いたします。
玄関からお迎えしてくれた
「ホールチェア」。
名の通り玄関ホールに活躍する
こちらのお椅子は、
無垢のマホガニーを削り出している
贅沢な一品。
少し腰掛けたり、
まっすぐ作られた座面の上に
観葉植物などを
飾っていただいても良いですね。
リビングルーム、ダイニングルームに
行くまでの広間でも
家具と絵画を飾っておりました。
シノワズリを意識しながらもアンティーク家具とたくさんの書籍。
生活感を感じさせずも整えられた空間。
ウォルナットのキャビネットの側にもさりげなく芸術作品が飾ってありました。
金魚が描かれた作品は日本画家
『奥村土牛』です。
日本画家を持つ家庭で育ってきた私には、特別な美術館に来た感じでした。
こちらの部屋の角にも、
さりげなく家具と植物が。
色々とお部屋をご紹介してもらった際
こちらのピアノも見せていただきました。
実はこちらのピアノの素材、
ローズウッドなんです。
本当に驚きました。
古くから大事にされているそうです。
そして、2階の玄関から1階の
プライベートルームへと移動です。
すると、小ぶりなキャビネットに
コレクションアイテムたち。
こちらの可愛らしい作品は
人間国宝林駒夫の娘 林美木子。
繊細かつ
多彩な色使いが伝わる一品です。
スタッキングブックケースには、
小説を整頓させていました。
ここはゲストを招いた際に、
お通しする部屋として、
くつろげる空間をイメージ。
いくつものソファを置いて、
談笑する場面が浮かんできますね。
本棚に、
ネストテーブル。
さりげないアートも、
ひとつひとつ想い出が詰まる作品たち。
こちらの空間の壁には、
藤田 嗣治の肉筆画。
パブロ・ピカソのリトグラフ。
隅々までアートを感じるお部屋でした。
これまた長居してしまった私ではありますが、I様、貴重なお時間ありがとうございました。