Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス ウェアハウス 2019.04.30

メンテナンスキャンペーン こんなご依頼もお受けします。

メンテナンスキャンペーンでは木工修理、塗装や張替の他こんなメンテナンスもお受けしています。 今回はロイズで扱うリプロダクションシリーズ、レザーソファのメンテナンスです。 ウィング部分の摺り傷と背面の傷を補修していきます。 Inkedresize024009_LI Inkedresize0010101250_LI まずは修復箇所以外を保護した上でクリーナーで汚れを落とします。 resize033090909098 次いでサンドペーパーで表面を平らに。数種類使い分けます。 resize0344040400 プライマーで素地を平らにします。塗装は下塗り、中塗り、上塗りが基本になりますがこのプライマーが 下塗りにあたります。料理の下ごしらえと同じ目的なので重要な工程になります。 resize0289 次いで穴や隙間を埋め、下地を調整するためのフィラーを薄く塗り重ねます。 一旦養生を剥がし修復箇所との境目を確認。 先程のペーパーでけば立っている箇所を指でならしながら塗り込んでいきます。 resize0293tt ここから少し乾燥。その間に着色の準備です。 色合わせ。ここが腕の見せ所です。何度か繰り返し顔料と染料の2種類を作ります。 4色程混ぜ合わせながらオリジナルの色味に近づいてきました。 左が顔料、右が染料。 resize0260 resize0267 まずは皮をコーティングする様に顔料を吹きます。 顔料には革の傷を隠し均一な着色が出来る特徴があります。 resize0286 こちらが塗りあがり。染料前の色味はこんな色になってます。 resize0287 次いで顔料の上に染料を重ねます。 文字通り皮を染める仕上げの段階、革らしい風合いを出し経年変化も楽しめるのが特徴です。 resize03111 こちらが塗りあがり。 resize0269 傷跡も綺麗に無くなりました。お見事です。 最後の仕上げ。 塗膜を保護する為のトップクリア(ウレタン)を吹き仕上げます。 クリアを吹く事で塗面に厚みが増す為、養生を剥がし全体のバランスを確認しながら吹いていきます。 DSC_8338 仕上がりました。 resize030909008 同じ工程で背面の仕上げ前と仕上げ後。 resize033090909098 DSC_8394949439 傷も塗り斑も綺麗に仕上がりました。 長く使い込んでいく上で様々なダメージを受けますがメンテナンスを行い 元の状態に戻す事もウェアハウスの大事な仕事。何でもご相談下さい。 メンテナンスキャンペーンはご好評につき5月31日まで受付期間を延長致します。 (ご依頼件数に応じてお戻しまでの期間を要します。予めご了承下さい。) ご相談がてらのご来店もスタッフ一同お待ちしております。 ロイズ・アンティークスウェアハウス 〒230-0071 神奈川県横浜市鶴見区駒岡2-15-32 お問合せはこちらまで。 045-633-7222 営業時間 11:00~17:00(土日曜のみ) warehouse@lloyds-antiques.com
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