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ロイズ・アンティークス エゴイスト 2019.04.05

軽く華やかなチェア

桜も少しずつ散り始めましたが、皆様お花見は楽しまれましたか? 今日はベランダやお外でも楽しんでいただける、ベントウッドチェアをご紹介いたします。 ベントウッドチェアとは、蒸気で柔らかくした木材を型にはめて形成する、曲木によってつくられるチェアのこと。 切り出しのチェアと違い、軽く美しい曲線が楽しめます。 20190405ego-00

1800年代後半、ベントウッドチェアはオーストリアやチェコ、ハンガリーにて製造されておりましたが、 当時から愛用家はヨーロッパ各地におりました。

ベントウッドチェアをヨーロッパへ広めたのが、1825年に登場したイギリスの商業鉄道です。 イギリスをきっかけに、アメリカやヨーロッパ、インドで瞬く間に鉄道が整備されました。 鉄道ができたことで、ヨーロッパ各地の店頭には「新商品」として他の国の商品が並ぶようになり、 その一つがオーストリアで誕生したベントウッドチェアでした。 20190405ego-01

産業革命によって流行したベントウッドチェアは、当時多くのメーカーでつくられ、デザインや構造もさまざまです。 こちらの2点は「フープ」と呼ばれる丸い背もたれのチェア。 曲木ならではの曲線がよく表れています。 20190405ego-02

座面もそれぞれ違ったエンボス加工が施されております。 20190405ego-03

こちらはバンブーと呼ばれる背もたれ。竹のように節がデザインされています。 左のチェアはスピンドルと呼ばれ、ボビンが連なったようなデザインの背もたれを持っています。 20190405ego-04

同じデザインのチェアでも、当時は曲木の作業もほとんどが手作業。 木材の個性もある為、座面の高さや背もたれの曲がり具合など1点1点違います。 こちらの2点も背もたれの角度が大きく異なります。 20190405ego-05

産業革命によって誕生した、歴史あるチェアをぜひ目黒へ見にいらしてください。 1点1点ゆっくりお試しいただけます。

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  • TP000126
    W450 D450 H880
    本体価格 ¥55,000
    (税込 ¥59,400)
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