Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 青山 2018.11.01

Chandelier

10月もあっという間に過ぎ、今年も残り2ヶ月。すっかりと風も冷たくなりましたね。寒い季節に近づくにつれてその魅力を増すのがアンティーク・ヴィンテージ照明のアイテムではないでしょうか。白熱灯のオレンジ色のやわらかな光が暖かさも演出してくれます。そんな照明の中から本日はシャンデリアの魅力をお伝えいたします。 aoyama_20181031_2 青山に入荷しているこちらのシャンデリアは、1930年代のフランスのものだと推定されております。非常に装飾的で、カットを施されたガラスが光を反射しキラキラと輝き、店内でも抜群の存在感を放っています。 aoyama_20181031_4 aoyama_20181031_3 初期のシャンデリアは、修道院や教会等で大きなお部屋を照らすために使われておりました。それらの多くは十字架をモチーフとした木製のものが多く、いくつも埋め込まれた犬釘にロウソクを立てる構造だったようです。これを天井から吊り下げ、明かりをとっていたようですね。時代とともに、その形は複雑さを増し、装飾的なものが一般的となりました。宮殿などにあるようなイメージでしょうか。 aoyama_20181031_1 シャンデリアの人気は長く続き、真鍮でつくられた長い腕木とたくさんのロウソクが設置できる形が生まれたり、18世紀ころにはガラス製のシャンデリアが生まれ、現代の日本でも愛されるシャンデリアの形となりました。 ガラス製造業の発達によりガラスが安価になったことや、ガス灯や電球の発達によりその価格は徐々に下がり、ポピュラーなものとなったシャンデリア。 その語源は「輝く」「白く光る」の意味を持つラテン語「Candere」、キャンドル(ロウソク)の語源でもあります。フランス語でロウソク立てを意味する「chandelle」も語源の一つでしょうか。 aoyama_20181031_5 白熱灯のフィラメントとガラスの相性もとてもよく、ふわっと広がる影もなんとも魅力的です。明かりひとつでお部屋の雰囲気はがらりと変わりますが、シャンデリアはより重厚感のある特別な空間を作り上げてくれますね。ずっと眺めていても飽きない美しさ、ぜひお店でご覧くださいませ。 aoyama_20181031_8 aoyama_20181031_7 シャンデリアの他にもガラスが美しい照明はたくさんございます。青山では引き続き30周年記念の展示NewFRAMESも開催中ですので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。お待ちしております。 aoyama_20181031_1 《ロイズ・アンティークス青山》 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-1-30 03-5413-3666 営業時間 11:00~19:00

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