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ロイズ・アンティークス 青山 2018.06.15
優しいチェア
先日のブログでもご紹介しました通り、『青山サロン』と題したフェアを期間限定で開催しております。
選び抜かれたオールドグロウスのアイテムたちによって、店内はより一層格式高い雰囲気をまとっています。
今回は約160年の月日を経たナーシングチェアを用いたコーディネートをご紹介いたします。
ナーシングチェアの低い座面に合わせてコンパクトに纏め上げました。
ナーシングチェアは赤ちゃんを抱いて座るために造られたチェアで、腰かけやすいよう座面が低い構造が特徴です。
ナーシングチェア(商品番号:TH003038) 1860年代 イギリス(共に推定)
モノトーンの花柄が、落ち着いた雰囲気に上品な可愛らしさをプラスしていますね。
身体が当たる部分は柔らかく、座り心地が良い一脚です。
施された繊細な彫り模様は、見れば見る程引き込まれてしまいます。
美しい彫りは脚部まで。
短い年月では決して造り出すことの出来ない、艶や色味はオールドグロウスであるからこそ。
全体的に丸みを帯びたシルエットになっています。曲線が多く用いられて女性的な優しい雰囲気です。
使い手の立場に寄り添い造られた一台。まさしく、優しいチェアという表現がピッタリかと思います。
そして、組み合わせたワインテーブルは比較的年代の新しいタイプ。
ロンドンの老舗高級百貨店、HARRODSの什器として使われていた逸品です。
HARRODSワインテーブル(商品番号:TH009015) 1970年代 イギリス(共に推定)
チェアと同じマホガニー材ですが、経てきた年月や背景はそれぞれ異なっています。
一つ一つストーリーを持っているということは、アンティーク家具ならではの魅力です。
状態が大変良く、艶のある天板はマホガニー材ならではの高級感があります。
それぞれが今日まで大切に使われてきたことは非常に感慨深く、さらに愛着が湧いてきますよね。
皆さまもぜひ、店頭で実物に触れてみてください!ご来店をお待ちしております。
《ロイズ・アンティークス青山》
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-1-30
03-5413-3666
営業時間 11:00~19:00
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