2018.05.11 ロイズ・アンティークス 青山

ステキな建物探訪 ー名古屋橦木館ー

少し前にはなりますが、出張で名古屋を訪れました。
例年よりも少し早めの桜がほころび始め、名古屋の街並みが一層美しく賑やかな日々。

そんな中、店頭に立っているとお客様から色々な耳より情報を頂きます。
今回は名古屋の街に点在する素敵な歴史的建造物についての情報を聞き、
訪ねてみる事にしたのです。

名古屋城に程近い高岳駅を降りて暫く歩くと、
道が碁盤の目の様に整備がされている事に気が付きます。

名古屋城から徳川園にかけてこのエリア、江戸時代は中・下級武士の屋敷が連なっていたのだそう。
明治から昭和の初めにかけては、近代産業の担い手となる起業家、宗教家、ジャーナリストなど様々な人が去来し、
交流する舞台となりました。

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中でも、こちらの撞木館と呼ばれる陶磁器商井元為三郎邸は古き良き時代の魅力に心躍った建物です。
大正15年に竣工したという和洋折衷の建物は随所まで拘り抜かれている事が分かります。

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特に館全体のステンドクラスの多さに驚きました。
素晴らしく快晴の日だった為、色グラスの色鮮やかさが最高に際立っていました。

当店のアンティークにも多く用いられるステンドグラス。
ここまでの意匠を感じるステンドが、果たしていくつあっただろうかと感嘆の思い。

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こちらは、エントランスホールの扉上部を彩るステンドグラス。
陽の光を受け、鮮やかさに一層力を増していたのでしょう。

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また、細かな凹凸が全面に施された黄色のガラス。
当店の家具にはめてしまいたいと思われるくらいに、素晴らしい繊細さと大胆さに感動を覚えました。

何故ここまで清楚で静かな雰囲気を漂わせたステンドグラスが豊富に取り入れられているのでしょう?
というのも、日本においてのステンドグラス産業の創始者宇野澤辰雄の『宇野澤スティンド硝子工場』が携わった建物の様です。
近代化を推し進める明治政府より命を受け、東京職工学校(現東京工業大学)在学中であった宇野澤にステンドグラスとエッチング技法習得が課せられました。

ドイツでの3年間の留学生活を終えた宇野澤は、
日本へ帰国後、明治24年頃から日本の近代建物にステンドグラスの魅力を伝えていきます。

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建物の中で最たる素晴らしいステンドが施された、2階の旧娯楽室。
英国の物と思われる古びた家具が部屋の所々に。
家主が不在となり市の所有となった建物に、今はもう居ない主を待つ家具の哀愁を感じました。

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この部屋は、ステンドだけではなく床・壁に使われているタイルも大変素敵でした。
ガラスの色鮮やかさに対比して、渋く抑えられた色合いは絶妙なセンスを感じました。

タイルが贅沢に使われた建物って、とても憧れてしまいます。

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まさに和洋折衷な渡り廊下。大正ロマンそのものです。
真紅の絨毯が時空のはざまに誘っているかの様な錯覚を覚えます。
夢二の見返り美人が立っていてもおかしくないですね。

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それにしても、歴史的な建造物には必ずと言って良い程英国アンティークにお目にかかります。
やっぱり和洋折衷には欠かせない英国家具。

今日は撞木館のステンドグラスにちなんで、美しいガラスの家具のご紹介でお別れです。
皆さんも名古屋を訪ねた際は、大正ロマン感じる撞木館を是非お尋ねあれ。

《ロイズ・アンティークス青山》
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-1-30
03-5413-3666
営業時間 11:00~19:00

  • ブックケース
    TC031097
    W880 D250 H1290
    本体価格 ¥225,000
    (税込 ¥243,000)
  • ブックケース
    TE021012
    W910 D470 H2140
    本体価格 ¥450,000
    (税込 ¥486,000)
  • ブックケース
    TA001109
    W915 D220 H1830
    本体価格 ¥305,000
    (税込 ¥329,400)

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