Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 神戸 2018.03.22

デコサイドボード

本日ご紹介するのはこちらのデコサイドボード(NZ001189 kobe.20180321-1 デコとはアールデコの意味。 それまでは一部の特権階級のものだった芸術やデザインが、大衆のものへと移行していき、 大量生産が可能なシンプルで機能的なデザインが人気を博した時代です。 広々とした天板。木目が美しいのは言うまでもありません。 また、椅子にかけた際に丁度視界に入る高さは、ディスプレイスペースとしても一役買うでしょう。 kobe.20180321-2 波打つラインが特徴の笠木。施された装飾は、樹木をモチーフにしているのでしょう。 植物のレリーフが多用されていた、アールヌーボーの時代の名残でしょうか。 kobe.20180321-12 収納部の扉にも同じものが見られます。 kobe.20180321-5 一見アールヌーボーの要素も多くあるように見える一台ですが、 扉の中は細かく仕切られており非常に機能的です。 下部にはドリンク用と思われるホルダーまでついた珍しい造り。 kobe.20180321-6 kobe.20180321-7 中央の引き出しは横幅が広く、 テーブルクロスやランチョンマットはもちろん、書類整理を任せても良いでしょう。 傾いた取っ手もどこか可愛らしく、愛着が湧いてきます。 kobe.20180321-9 こちらの引き出しは2段、ではなく3段仕様。 アンティーク家具ならではの隠し戸棚に、あなたは何を収納しますか? kobe.20180321-10 足元は装飾も少なく、すっきりとしたデザインになっています。 大きく開いた空間に、ころんとした丸い脚は良く目立ちますね。 kobe.20180321-11 歴史や背景を知ると、アンティークはより魅力的に見えるものです。 時代の特徴を色濃く残すこちらのデコサイドボード。 お部屋に取り入れ、当時の人々の生活に思いを馳せてみてはいかがでしょう。 kobe.20180321
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