Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス エゴイスト 2017.04.08

The Chinoiserie Spirit

20170408ego-01 『セザンヌはこれまで一度も関連付けられることがなかったものを相関させた。それゆえ彼は偉大な芸術家だった。』と美術家のロバート・ヘンライは自身の書アート・スピリットの中で言葉を残しています。誰も考えがつかなかった大胆で斬新なアイデアは人々の心を魅了します。勇敢な姿に人々はつい惹かれるのかもしれません。今回のブログではヨーロッパにアジアのエッセンスを融合させた独特な雰囲気漂う素敵な家具のご紹介です。 20170408ego-02 こちらは1880年代頃イギリスのデスク。当時のヨーロッパではバロック、ロココ様式などに中国様式が合体した、非常に装飾的な文化『シノワズリ』が流行しました。 20170408ego-03 バンブーの縁取りがシノワズリらしさ満点です。引き出しの部分には鳥と松や梅が描かれています。 20170408ego-04 内側の塗装は凹凸の装飾になっていて、細部にもこだわりを感じるポイントが施されています。 20170408ego-05 天板はレザーとストロー構成されていて、西洋の人々がイメージしたアジアのイメージが窺えます。 20170408ego-06 今回はブラスチェアを組み合わせました。意外な組み合わせですが、お互いを引き立てあえる絶妙なコンビネーションです。 20170408ego-07 独特の存在感を放つこちらは、ヴィクトリア時代のキャビネット。 20170408ego-08 東洋の風潮を強く受けたスタイルであり、当時一般的であった曲線的で装飾的なデザインとは違い、直線的で黒漆塗装にゴールドをアクセントにした造りが最大のポイントです。 20170408ego-09 スタイリッシュでカッコいいに尽きる一品! 20170408ego-010 また、ヴィクトリア女王が長年即位したこの時代は最愛のアルバート王子の死後の1861年以降、黒い喪服だけで過ごした彼女の風潮が、その後、これらの黒漆を施した家具に影響を与えたともいわれてます。 20170408ego-011 内側にはブルーのモケット生地が敷き詰められていてシックな雰囲気に拍車をかけています。 20170408ego-012 細身のバンブーがすっきりとしたデザインのハットスタンド。 20170408ego-013 下段にはスティック用のスペースがあり、収納力も優れています。 20170408ego-014 フックがいたずらな雰囲気をもたらしています。 20170408ego-015 クロスに組まれた中の面取りされたミラー。所々にこだわりを感じるアイテムです。シノワズリのアイテムはこだわりの強いアイテムが多く、思わずじっと時間を忘れて眺めてしまいますよ。是非、店頭でご覧下さいね。皆様のご来店を心よりお待ちしております。 アクセス 【東急東横線学芸大学】【JR目黒駅】 ※駐車スペースございます。 お問合せはこちらまで TEL:03-3716-3338 MAIL:egoist@lloyds-antiques.com

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