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ロイズ・アンティークス 玉川 2015.12.28
玉川スタッフおすすめランプ その8~ブラス編~
気が付けば、2015年も残りわずか…流れ行く日々の早さに少し戸惑いつつ
2016年の目標は何にしようか…そんなことを考えている今日この頃です。
さて、今回はアンティークランプを語る上で外すことの出来ない素材
〈ブラス〉についての豆知識をご紹介致します!
ロイズ・アンティークス玉川で、現在好評開催中の「Lighting Collection」。
たくさんのランプが集まる店内には、ブラスが使われているランプが多くあります。
ブラスとは真鍮のことを指します。
ヨーロッパで古くから愛されてきた素材の一つ真鍮ですが、何故?どのような理由で愛されてきたかご存知でしょうか。
真鍮は銅と亜鉛の合金です。大きな特徴は2つございます。
まず、加工のし易い性質を持つということ。
銅を配合している真鍮は、柔らかく弾力があり綺麗な曲線に加工が可能です。
銅の含有率が高ければ高い程、このような特性は強くでます。
また亜鉛の含有率が高い真鍮は硬く傷がつきにくい性質を持ちます。
このため変色しにくいという特性が生まれます。
銅と亜鉛の良さを活かしつつ、優れた性質を持つのがブラスランプの魅力です!
そして、もう一つの性質は“耐腐食性”です。
表面が酸化をしても、中の部分には腐食が進まず、いつまでも変わらぬ美しさを保ちます。
その昔、大航海時代には塩水や潮風にも負けない船具を作ることから大活躍しました。
製造され、お手入れを始めてから約60年経つとより美しくなるといわれている真鍮。
店頭に並ぶランプたちは丁度、美しさに更なる磨きがかかる頃合なんですよ!
いくつか真鍮の愛される由縁を語らせていただきましたが、最後に一言付け加えさせていただきますと…
「とにかく美しい!」
この表現に行き着くほか、ありません。
幸福をもたらすとされる真鍮を取り入れ、新しい年をお迎えしてみてはいかがでしょうか?
「Lighting Collection」は31日まで開催致します。
皆様のお越しを心から、お待ちしております!
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