Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 青山 2015.06.04

VICTORIAN

日本ではその頃、天保8年の米不足を発端に大塩平八郎が兵を従え決起していました。 そういう時代でした。 一方イギリスでは、新たな女王が即位しました。 ヴィクトリア女王という人物です。 この人物は約60年という長い月日をイギリスを治めた非常にやり手の人物。 彼女が統治した時代をヴィクトリアンと言います。 イギリス経済がまさに絶頂を迎えた時代。 先に起こった産業革命により、イギリスは世界最大の工業国となり国民の生活も潤いました。 経済だけではなく、芸術にも非常にさかんな時代。 芸術家らへの支援もあって、その頃のイギリスでは様々な美しいものが誕生しています。 2 こちらのテーブルセッティング。 非常に洗練されたチェアが4脚。 3 まさに、このチェアこそヴィクトリアン時代(推定)に作られた逸品なのです。 5 今では、その希少性から伐採に制限がされているマホガニー。 木目の美しさは、もはや自然にもたらされた芸術。 木目がきめ細かいマホガニーであるからこそ、繊細な彫り物が出来るのです。 7 座面のレザーは、長い歴史を感じさせる味わい。 新しいものでは再現出来ない、本物の風格を漂わせています。 8 分厚いレザーと椅子とをしっかりと固定する為には、鋲打ちの確かな技術が不可欠です。 6 脚部の繊細さも、マホガニーだから出来るのです。 こういった、歴史に裏打ちされた家具はアンティークの醍醐味といっても過言ではありません。 当時の、我々日本人にとっては天保の時代に思いを馳せるように、もしくはイギリスの豊かな美しい時代を想像するように、 家具にも個々の歴史があると考えることがアンティークを楽しむ1つのエッセンスなのではないでしょうか。 4 一緒に合わせたオーク材のオーバルテーブルにも、天板の美しい光沢を持つまでの歴史があったはず。 ロイズ・アンティークスで、家具との出会いをされる皆様にも是非、家具の持つ歴史まで愛して頂きたいと思います。 今回ご紹介させて頂いた商品は、以下にてご覧いただけます。 是非、皆様もアンティークの素晴らしき歴史に触れてみてはいかがでしょうか。 皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

《ロイズ・アンティークス青山》 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-1-30 03-5413-3666 営業時間 11:00~19:00

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