皆様、こんにちは。
本日はロイズの商品にも数多く見られるクイーンアン様式についてご紹介します。
クイーンアン様式はイギリスのアン女王時代(1702-1714)に確立された美術・工芸様式のことです。
この時代にスペイン継承戦争による勝利とスコットランド併合 などでグレートブリテン王国が成立(1707年)をしました。
イギリスが国内外ともに発展した時代です。
また国内の発展により、貿易産業がさかんになり、中産階級の生活も豊かになりました。
家具も王族貴族の権威を象徴する豪華できらびやかなデザインのものから、中産階級の人々を対象とした
快適さなどの実用性を考えた優雅さのあるデザインのものへと変わっていきました。
クイーンアン様式の特徴をこちらのチェアで見てみましょう!
まず、背板の形にご注目ください。
ゆるやかな曲線で描かれ、花瓶のような形で切り抜かれています。
こういった曲線で切り抜かれた背板が特徴の1つです。
また、優雅にふくらみを持った背板のフレーム部分、厚いクッションの座面もクイーンアン様式の特徴です。
次に脚にご注目ください。
ふくらみのある曲線でクルッとした愛らしいデザインとなっています。
カブリオール脚 という名前でフランス語のダンスの専門用語で「はずむ」、「飛び上がる」といった意味です。
よく猫脚と言われてるデザインです。
また、脚の付け根部分に貝殻やアカンサス(植物)の彫刻が施されているデザインも多いです。
ロイズ・アンティークスではチェア以外もテーブルやドレッサー、チェストなど数多く扱っております。
是非、実際にご覧になってください。