Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 神戸 2012.12.20

素材に注目!

20121214_kobe_120121214_kobe_2 こちらは、自宅近くの森林公園の様子。 周りが住宅地とは思えないぐらい様々な木々が植えられおり、この季節でも森林浴を楽しむことが出来ました。 何十年も昔に作られたアンティーク家具も、この様に様々な時を経た樹木から作られています。 今回は、アンティーク家具に使用されている木材にスポットを当ててみたいと思います。 20121214_kobe_ 3b まずは、オーク材。 イギリスのアンティーク家具で最も多く使われている素材です。 日本では、ナラ・ブナ・カシの総称として呼ばれており、この季節になるとよく見るどんぐりもオーク材の果実なんです。 20121214_kobe_4 表面がとても硬い素材で、ドローリーフテーブルやサイドボード、ブックケースによく使われる素材です。 20121214_kobe_5 特徴は、虎斑(とらふ)と呼ばれる独特の模様。 寒い地域で育ったオーク材ほど綺麗な木目になると言われています。 20121214_kobe_6 続いては、ウォールナット。 現代でも、家具や床材に多く使用されています。 アンティーク家具では、Q/Aスタイルのダイニングテーブルやサイドボードによく使われています。 20121214_kobe_7 この時代の家具に使用されているウォールナットの特徴は、木を薄くスライスし、木目が左右対称になるように貼り付けています。 模様が鳥の目に似ている事から、鳥眼杢(ちょうがんもく)とも呼ばれます。 20121214_kobe_8 最後に、マホガニー。 チーク、ウォールナットと共に、世界三大名木と呼ばれています。 とても高価な木材の為、別名「緑の黄金」とも呼ばれています。 20121214_kobe_9 赤みがかった色が特徴で、上品でエレガントな家具に用いられる事が多く、猫脚やボールアンドクロウ等、繊細な作りに適しています。 20121214_kobe_1020121214_kobe_11 ショップ什器として使われる大型キャビネットにもよく使用されており、とても存在感が出せる素材です。 この様に素材に注目すると、よりアンティーク家具を楽しんで頂けると思います。 ご来店の際は、是非素材もじっくり見てください。
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